働きづらさを仕事条件から考える

個別判断・最新制度の断定は扱いません。

障害種類・疾病名から見る仕事条件

障害種類・疾病名から、職場条件へ。

発達障害、精神障害、難病、内部障害などの名前から調べ始めた時に、特性理解だけで止めず、時間、情報、環境、動線、評価、支援のどこを確認すればよいかへ進みます。

障害種類・疾病名から、時間、情報、環境、動線、評価、支援の職場条件へつなぎ、相談事例集、21視点、場面、記事、ツールキットへ進む図

このページの見取り図

名前を入口にして、確認する条件へ進む。

障害種類・疾病名を答えにせず、時間、情報、環境、動線、評価、支援へ視界を広げます。

このページの使い方

障害種類・疾病名から、職場条件へ。

発達障害、精神障害、難病、内部障害などの名前から調べ始めた時に、特性理解だけで止めず、時間、情報、環境、動線、評価、支援の条件を確認できるようにします。

1. 入口

障害種類・疾病名から探せる

支援課題がある時、障害種類や疾病名から調べ始めることは自然です。その入口を職場で確認できる条件へつなぎます。

2. 条件

特性理解を、仕事の条件へ

「この特性にはこの配慮」で終わらず、時間、情報、環境、評価、支援の条件まで視界を広げます。

3. 場面

職場で起きることとして見る

本人の問題に見えていたことが、仕事の仕様、情報の渡し方、評価の仕組みとして見えてきます。

4. 展開

相談、研修、一般の働き方にも使う

障害者支援の入口から、相談事例、21視点、記事、教材へ進むと、一般の仕事設計にも応用できます。

情報アクセス

視覚障害

視覚障害の入口で見る核は、見える・見えないの判定ではなく、仕事情報がどの媒体、順序、場所、IT環境に閉じているかです。情報形式、補助技術、動線、安全、定着支援を一つの仕事設計として読みます。

最初に見えやすい見方

文字が読みにくい、見えない、移動しにくいという個人機能の問題として見がちです。

起きやすい構造

1見え方・読み取り方法の多様性
2視覚前提の資料・画面・動線・安全情報
3本人任せの調整

= 情報アクセスの不一致

変え方の方向

1情報形式を複線化
2IT環境を整備
3動線と安全を設計
4企業調整と定着支援

= アクセスできる仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 資料・画面にアクセスできない

    紙、画像、共有画面、掲示だけで仕事情報が渡される。

  2. 2. IT環境が合わない

    読み上げ、拡大、ショートカット、権限、端末設定が業務側とつながらない。

  3. 3. 動線と安全情報が視覚前提

    棚、通路、警告、場所案内が見える人の暗黙知になっている。

  4. 4. 調整が本人任せ

    資料変換、説明依頼、危険確認を本人が毎回交渉する。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1職業場面評価見え方ではなく、実際の資料、画面、移動、確認の接点を見る。
  2. 2資料形式の標準化読み上げ、テキスト化、代替テキスト、更新履歴を標準にする。
  3. 3IT・補助技術の整備補助技術を私物努力ではなく業務環境として接続する。
  4. 4動線・安全設計物の定位置、声かけ、危険表示、避難導線を確認可能にする。
  5. 5企業調整と定着支援支援機関が職場側の運用変更と更新を一緒に見る。

進め方

  1. 1. 観察
  2. 2. 職業場面評価
  3. 3. 情報形式を設計
  4. 4. 実際に試す
  5. 5. 定着支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 見えない・見えにくいことを本人の努力不足にしない。
  • 資料や画面を渡しただけで共有済みにしない。
  • アクセスできる情報設計は、仕事品質と安全を守る設計。

次に確認する問い

必要な情報は、いつ、どの形式で、誰に確認できると仕事が進むか。

情報を見える人だけに預けない職場は、外国語話者、遠隔勤務者、初任者にも参加しやすくなります。

情報伝達

聴覚障害

聴覚障害の入口で見る核は、聞こえ方そのものではなく、重要情報が音声、同時発話、雑談、警報に閉じている職場設計です。情報保障を本人の聞き返しではなく、仕事情報が届く仕組みとして読みます。

最初に見えやすい見方

聞こえにくさ、会話の難しさ、本人の聞き返しの問題として見がちです。

起きやすい構造

1聞こえ方・言語・情報アクセスの多様性
2音声前提の会議・指示・緊急連絡
3本人任せの情報保障

= 情報共有と会話参加のズレ

変え方の方向

1音声を複線化
2発話ルールを標準化
3文字・手話・業務導線へ
4企業調整と定着支援

= 情報が届く仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 口頭情報が抜け落ちる

    急な指示、変更、呼び出しが記録に残らない。

  2. 2. 会議で参加が崩れる

    同時発話、早い展開、誰が何を決めたかが追いにくい。

  3. 3. 緊急連絡と安全情報が届かない

    警報、電話、背後からの声かけが安全導線として弱い。

  4. 4. 情報保障が本人任せ

    通訳、字幕、文字共有、確認依頼を本人が毎回準備する。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1職業場面評価聞こえの程度ではなく、情報が消える場面と意思決定の場所を見る。
  2. 2情報保障の標準化字幕、メモ、手話、チャット、視覚通知を運用ルールにする。
  3. 3会議・指示設計発話順、議題、決定ログ、確認時間を会議の標準にする。
  4. 4電話・緊急連絡の代替文字連絡、視覚アラート、担当分担、安全確認を用意する。
  5. 5企業調整と定着支援職場側の連絡文化と更新状況を継続的に見る。

進め方

  1. 1. 観察
  2. 2. 職業場面で評価
  3. 3. 情報導線を設計
  4. 4. 小さく試す
  5. 5. 定着支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 聞こえない・聞こえにくいことを本人の努力不足にしない。
  • 口頭だけで伝えたことを共有済みにしない。
  • 情報保障は特別扱いではなく、仕事品質と安全を守る設計。

次に確認する問い

重要な連絡は、聞こえた人だけでなく、必要な人全員に残る形で届いているか。

声の大きい人が有利な職場から、記録と確認で動く職場へ変える入口になります。

動線と道具

肢体不自由

肢体不自由の入口で見る核は、身体機能の不足ではなく、仕事がどれだけ移動量、姿勢保持、手作業、固定時間に依存しているかです。動線、道具、担当範囲、休憩、安全を同じ工程設計として読みます。

最初に見えやすい見方

移動、姿勢、作業動作、体力の制約として見がちです。

起きやすい構造

1移動・上肢操作・姿勢保持・疲労や痛みの条件
2固定的な勤務・休憩・衛生・業務量
3本人任せの調整

= 動線・道具・体制の不一致

変え方の方向

1動線を短く
2作業を再設計
3姿勢と休憩を組み込む
4企業調整と定着支援

= 続けられる仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 移動・動線が重い

    保管場所、会議室、トイレ、作業場所が遠く、工程に移動負荷が隠れる。

  2. 2. 上肢操作・手作業が合わない

    道具、重さ、細かい操作、速度が一つの身体条件に寄っている。

  3. 3. 姿勢・疲労・痛みが設計外

    休憩、姿勢変更、回復時間が業務計画に入っていない。

  4. 4. 調整が本人任せ

    配置換えや代替手順の交渉を本人の説明力に預ける。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1職業場面評価できる動作だけでなく、工程の移動量、姿勢、回復を測る。
  2. 2動線・物理アクセス設計棚、机、入口、会議場所、衛生動線を仕事の一部として整える。
  3. 3上肢操作・道具の再設計道具、治具、手順、分担を変え、操作負荷を下げる。
  4. 4勤務・休憩・安全設計休憩、姿勢変更、代替担当、安全確認をあらかじめ組み込む。
  5. 5企業調整と定着支援設備だけで終わらず、運用と役割の更新を支援する。

進め方

  1. 1. 観察
  2. 2. 職業場面で評価
  3. 3. 動線と作業を設計
  4. 4. 小さく試す
  5. 5. 定着支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 歩けるか・動かせるかだけで支援を決めない。
  • 本人だけに説明・交渉・調整を背負わせない。
  • 設備ではなく、働き続けられる条件を成果にする。

次に確認する問い

仕事の場所、順序、道具、補助、代替手順はどう変えられるか。

身体に合う道具と動線を整えることは、年齢、けが、妊娠、疲労のある働き手にも効きます。

身体管理と勤務設計

内部障害

内部障害の入口で見る核は、病名の種類ではなく、治療、服薬、疲労、急変、環境条件が勤務表と評価にどう衝突するかです。見えにくい身体管理を本人努力から職場運用へ移す読みが必要です。

最初に見えやすい見方

外から見えにくい病気、通院、体調管理への配慮として見がちです。

起きやすい構造

1身体管理条件・体調変動
2固定的な勤務・休憩・衛生・業務量
3本人任せの調整

= 身体管理と勤務設計のズレ

変え方の方向

1通院を業務計画へ
2疾患管理を運用へ
3回復時間をバッファへ
4企業調整と継続確認

= 働ける仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 通院・治療と仕事の衝突

    通院日、服薬、検査、治療後の回復が勤務計画に入らない。

  2. 2. 職場内の体調管理が未設計

    温度、空調、食事、休憩、急変時連絡が個人対応に残る。

  3. 3. 疲労・息切れ・回復遅延

    同じ勤務時間でも負荷の密度や回復時間で継続性が変わる。

  4. 4. 見えにくさ・開示・制度の谷間

    必要な共有範囲と評価への影響を分けて話せない。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1業務計画化通院、服薬、休憩、回復時間を勤務表と業務量に組み込む。
  2. 2職業場面評価症状名ではなく、作業密度、環境、時間帯、回復の接点を見る。
  3. 3医療情報の翻訳医療上の注意を、職場で扱える条件と確認事項に変える。
  4. 4職場運用ルール化急変時、休憩、代替担当、共有範囲を運用にする。
  5. 5就職後継続支援一度決めた配慮で終えず、体調変化と仕事変化に合わせて更新する。

進め方

  1. 1. 見える化
  2. 2. 職業場面で評価
  3. 3. 職場と合意
  4. 4. 小さく試す
  5. 5. 継続支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 病名だけで支援を決めない。
  • 体調管理を本人任せにしない。
  • 善意の配慮で終わらせず、職場の仕組みにする。

次に確認する問い

体調管理を本人の努力だけにせず、勤務表、環境、連絡線、評価にどう組み込むか。

見えにくい身体条件を扱える職場は、慢性疲労、育児・介護、加齢による変動にも強くなります。

仕事の見える化

知的障害

知的障害の入口で見る核は、理解力の高低ではなく、仕事がどれだけ抽象指示、暗黙手順、曖昧な完了条件に依存しているかです。見て、試して、確認できる仕事に変えると、教育と評価の条件も整います。

最初に見えやすい見方

理解力や判断力の問題として見がちです。

起きやすい構造

1理解速度・手順保持・判断支援ニーズ
2抽象指示・変動手順・曖昧な完了条件
3本人任せの相談

= 仕事の見える化不足

変え方の方向

1手順を見える化
2見本で学ぶ
3実習で確かめる
4企業調整と定着支援

= 見て・試して・確認できる仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 指示が抽象的

    何を、いつまでに、どの品質で行うかが言葉だけで渡される。

  2. 2. 手順と優先順位が変わる

    変更理由、戻り先、優先順位が見える形で残らない。

  3. 3. 実習と採用後がつながらない

    できた場面が、採用後の担当範囲や支援条件に翻訳されない。

  4. 4. 相談が機能しない

    何を誰に聞けばよいか、失敗前に相談できる形になっていない。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1職業場面評価能力名ではなく、実際の作業、確認、判断、相談の接点を見る。
  2. 2ジョブコーチと手順設計手順書、見本、チェック、練習単位を現場で試す。
  3. 3実習から採用への橋渡し実習でできた条件を、採用後の役割と支援条件に残す。
  4. 4企業へのアプローチ本人訓練だけでなく、職場側の教え方と評価を整える。
  5. 5定着支援と意思決定支援相談、選択、振り返りを本人だけに背負わせない。

進め方

  1. 1. 観察
  2. 2. 職業場面で評価
  3. 3. 手順を設計
  4. 4. 実習で試す
  5. 5. 採用後に定着支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 理解力不足と決めつけない。
  • 本人だけに説明・判断・相談を背負わせない。
  • できた実習を、働き続けられる条件へ翻訳する。

次に確認する問い

仕事は、見本、手順、確認先、合格ラインが見える形になっているか。

分かる形にする設計は、新人、外国語話者、配置転換者にも使える標準化になります。

回復と参加

精神障害

精神障害の入口で見る核は、意欲や対人不安の説明ではなく、回復過程、仕事密度、評価、開示、相談線が互いにどう作用するかです。採用や復職の一点ではなく、働き続ける条件の更新として読みます。

最初に見えやすい見方

意欲、ストレス耐性、対人不安の問題として見がちです。

起きやすい構造

1症状変動・回復過程
2高密度・即時・曖昧な仕事設計
3支援接続の遅れ

= 安心・評価・相談経路の混線

変え方の方向

1負荷を見える化
2予兆で切替
3段階的に戻す
4企業調整と継続支援

= 回復と参加を両立する仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 波と予兆が見えにくい

    崩れる前の変化が、仕事量や相談線と結びついていない。

  2. 2. 仕事の負荷が高密度

    即時対応、曖昧な期待、対人負荷、評価不安が重なる。

  3. 3. 開示と相談が危険に感じられる

    話すと評価に響く、迷惑をかける、元通りを求められる不安がある。

  4. 4. 支援が単発で切れる

    採用、復職、面談の時だけ支援し、継続更新がない。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1職業場面評価症状名ではなく、負荷、予兆、相談、評価の接点を見る。
  2. 2企業へのアプローチ職場側に、負荷調整と相談線を運用として持ってもらう。
  3. 3回復リズムの設計勤務量、休息、段階復帰、見直し日を時間設計にする。
  4. 4予兆対応と安全な共有共有範囲、評価との分離、切替条件を先に合意する。
  5. 5就職後継続支援状況変化に合わせて、支援機関と職場が更新する。

進め方

  1. 1. 聞く
  2. 2. 構造化
  3. 3. 職業場面で評価
  4. 4. 小さく試す
  5. 5. 予兆で調整
  6. 6. 継続支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 努力不足と決めつけない。
  • 本人だけに開示・交渉・調整を背負わせない。
  • 採用決定ではなく、働き続ける条件づくりを成果にする。

次に確認する問い

予兆、相談先、仕事量、評価の見直し日は、先に話せる形になっているか。

回復を前提にした職場は、メンタルヘルス不調だけでなく、燃え尽きや生活変化にも対応できます。

仕事仕様と感覚環境

発達障害

発達障害の入口で見る核は、コミュニケーション力やこだわりの説明ではなく、仕事が暗黙、即時、多重処理、感覚負荷、自己調整にどれだけ依存しているかです。本人を変える前に、仕事仕様と支援ネットワークを処理できる形に変えます。

最初に見えやすい見方

コミュニケーション、集中、こだわり、空気を読む力の問題として見がちです。

起きやすい構造

1認知・感覚・対人処理の特性
2暗黙・即時・多重の仕事設計
3本人任せの調整

= 情報・感覚・変更設計の不足

変え方の方向

1仕事を明示化
2負荷を単線化
3職業場面で評価
4企業調整と定着支援

= 処理できる仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 暗黙指示と優先順位不明

    何を、いつまでに、どの品質で行うかが曖昧で、確認コストと自己否定が増える。

  2. 2. 感覚・対人応答の過負荷

    音、光、人の多さ、即時応答が集中と回復を削る。

  3. 3. 割込み・切替・同時処理

    予定外の声かけ、電話、並行作業でミスと疲労が積み上がる。

  4. 4. 調整が本人任せ

    困りごとを説明できないまま、職場、家庭、支援機関の連携が切れる。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1職業場面評価特性名ではなく、仕事場面のミスマッチを評価する。
  2. 2ジョブコーチと業務設計手順書、見本、チェックリスト、確認方法を現場で試す。
  3. 3企業へのアプローチ本人だけに交渉を背負わせず、職場調整を支える。
  4. 4定着モニタリング指示、切替、感覚環境、相談ルートを継続的に確認する。
  5. 5相談の外部化何を相談すればよいかを、記録シートと定例面談に変える。

進め方

  1. 1. 観察
  2. 2. 職業場面で評価
  3. 3. 仕事を設計
  4. 4. 小さく試す
  5. 5. 定着支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 努力不足と決めつけない。
  • 本人だけに説明・交渉・調整を背負わせない。
  • 配慮は特別扱いではなく、仕事品質を上げる設計。

次に確認する問い

仕事の仕様は、口頭や空気ではなく、見返せる形で残っているか。

仕事仕様を明確にすることは、全員のミス削減、引き継ぎ、リモートワークにも役立ちます。

外部記憶と遂行補助

高次脳機能障害

高次脳機能障害の入口で見る核は、以前との違いやミスの多さではなく、仕事が記憶、注意、切替、同時処理、言語化、疲労耐性にどれだけ依存しているかです。忘れない努力ではなく、忘れても戻れる工程に変えます。

最初に見えやすい見方

物忘れ、ミス、段取りの悪さ、以前との違いとして見がちです。

起きやすい構造

1記憶・注意・遂行・言語・疲労変化
2記憶依存・多重処理・即時判断・安全責任の仕事設計
3本人任せの相談

= 記憶・注意・工程設計の不足

変え方の方向

1外部記憶化
2工程分割
3注意負荷を調整
4安全基準を合意
5医療・リハ・企業調整

= 記憶に頼らず進められる仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 記憶と段取りが仕事に合わない

    口頭依頼、複数締切、変更手順が頭の中に残される。

  2. 2. 注意・切替・同時処理が過負荷

    割込み、並行作業、急な判断で疲労とエラーが増える。

  3. 3. 伝達と自己説明がずれる

    本人の説明、職場の期待、リハ側の情報が同じ言葉にならない。

  4. 4. 疲労・安全・相談が後手になる

    疲労のサイン、エラー回復、安全基準が先に合意されていない。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1職業場面評価検査名だけでなく、実際の工程、注意、疲労、安全を評価する。
  2. 2外部記憶と手順設計チェックリスト、タスクボード、リマインド、記録を仕事に埋め込む。
  3. 3注意・切替・疲労の設計単線化、休憩、締切分割、割込み制御を設計する。
  4. 4安全とエラー回復ダブルチェック、停止基準、戻り方を本人責任だけにしない。
  5. 5医療・リハ・企業調整リハ情報を職場条件に翻訳し、定着支援で更新する。

進め方

  1. 1. 観察
  2. 2. 職業場面で評価
  3. 3. 外部記憶と工程を設計
  4. 4. 小さく試す
  5. 5. 定着支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • ミスや物忘れを本人の注意不足だけにしない。
  • 記憶に頼る仕事を、戻れる工程へ変える。
  • AIは候補生成、人間が文脈に合わせて判断する。

次に確認する問い

忘れない努力ではなく、忘れても戻れる仕事の仕組みはあるか。

記憶に頼らない仕事は、誰にとっても事故防止、品質管理、引き継ぎの基盤になります。

健康時間

難病

難病の入口で見る核は、病名から必要配慮を引くことではなく、変動する体調と固定的な仕事がどこで衝突するかです。健康時間、開示、仕事量、評価、支援接続を働きながら更新する条件として読みます。

最初に見えやすい見方

病名の重さ、通院、できる日とできない日の差として見がちです。

起きやすい構造

1体調の変動性
2仕事の固定性
3困難の見えにくさ
4支援接続の弱さ

= 健康時間と仕事量の不一致

変え方の方向

1変動を扱える仕事設計
2判断できる開示
3つながる支援
4継続的な見直し

= 働ける条件への変換

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 体調の波

    同じ一日、同じ一週間でも動ける時間と回復時間が変わる。

  2. 2. 見えにくさ

    疲労、痛み、倦怠感、通院後の影響が周囲に伝わりにくい。

  3. 3. 生活・治療・仕事の衝突

    治療、家事、移動、締切、収入、評価が同じ時間に重なる。

  4. 4. 支援の遅れ

    困難が大きくなるまで、誰と何を調整するかが決まらない。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1運用ルール化体調変動時の連絡、代替担当、勤務変更を毎回のお願いにしない。
  2. 2翻訳医療・生活の制約を、職場で扱える時間、量、環境、評価へ変える。
  3. 3開示判断誰に、何を、どの範囲で共有するかを本人と関係者で決める。
  4. 4仕事設計負荷の山ならし、締切再配置、回復時間、評価期間を設計する。
  5. 5更新体調、治療、仕事量が変わるたびに条件を見直す。

進め方

  1. 1. 変動を見える化
  2. 2. 仕事条件へ翻訳
  3. 3. 職場と合意
  4. 4. 小さく試す
  5. 5. 働きながら更新

共有しておきたい3つの前提

  • 病名だけで支援を決めない。
  • 本人だけに説明責任を押しつけない。
  • 配慮は一度決めて終わりではなく、働きながら更新する。

次に確認する問い

同じ一週間の中で、負荷の山と回復時間はどこにあるか。

健康時間を扱える職場は、病気のある人だけでなく、誰もが長く働ける組織設計になります。

処理特性の多様性

ニューロダイバーシティ

ニューロダイバーシティの入口で見る核は、発達障害を前向きに言い換えることではなく、標準的な人材像、暗黙処理、即時応答、同時処理、高対人負荷が誰を参加しにくくしているかです。強みと困りごとを同時に見て、選べる働き方へ変えます。

最初に見えやすい見方

発達障害の言い換えや、個性の尊重だけの話として見がちです。

起きやすい構造

1標準的な人材像
2暗黙・即時・同時処理・高対人負荷の仕事設計
3本人任せの開示

= 認知スタイルと職場運用のズレ

変え方の方向

1特性を見える化
2仕事を明示化
3選べる働き方
4安全な相談
5支援ネットワークで実装

= 多様な処理特性を前提にした仕事設計

職場で起きやすい4つの場面

  1. 1. 言葉だけ置き換える

    診断名を新しい言葉で包むだけで、仕事条件が変わらない。

  2. 2. 才能礼賛だけにする

    強みだけを語り、困りごとや支援条件を見えなくする。

  3. 3. 本人の適応努力に戻す

    標準的な働き方へ合わせる努力を本人だけに求める。

  4. 4. 企業理念で止まる

    多様性を掲げても、会議、評価、役割、相談が変わらない。

支援ネットワークで進める5つの確認

  1. 1標準人材像を疑う即時応答、雑談、同時処理、対人負荷を標準にしすぎていないか見る。
  2. 2暗黙を明示へ期待、評価、変更、確認先を見返せる形にする。
  3. 3即時・同時を選択可能へ非同期、集中時間、複数参加方法、役割分担を用意する。
  4. 4心理的安全性を作る相談してよい範囲、評価との分離、失敗前の確認線を作る。
  5. 5支援ネットワークで実装する理念ではなく、職場、支援機関、教材、定着支援に落とす。

進め方

  1. 1. 聞く
  2. 2. 構造化
  3. 3. 職業場面で評価
  4. 4. 仕事を設計
  5. 5. 小さく試す
  6. 6. 定着支援で更新

共有しておきたい3つの前提

  • 個人を普通に近づけるだけではない。
  • 強みと困りごとは同時に見る。
  • 配慮は例外処理ではなく、仕事品質を上げる設計。

次に確認する問い

チームは、一つの処理スタイルだけを標準としていないか。

標準的な働き方を一つに固定しないことは、創造性、学習、AI時代の協働にもつながります。

このページの範囲

個別判断は、必要な確認へ分ける。

ここでは病名・障害名から支援策、就労可否、医学判断、法的判断、合理的配慮妥当性を直接決めません。実際の対応は、本人の状況、仕事、環境、支援、時間、制度、必要な専門確認に分けて扱います。

範囲

仕事の見方を共有する

扱うこと

仕事条件を見直す問い、場面、教材、図解の形に整理します。

扱わないこと

個別相談、医療・法務・雇用判断、配慮妥当性の結論は扱いません。

診断名・障害種類の扱い

診断名や障害の種類は大切な入口情報です。ただし、配慮を自動で引く表にはしません。

制度・統計の扱い

出典、日付、管轄、更新状況を確認し、現場で問える形に整えます。